視覚デザイン特別講義 コンプレックスを力に変える



2年生必修の講義科目の視覚デザイン特別講義で、グラフィックデザイナーの新村則人先生の講義がありました。テーマは”身近なデザイン”。これからどんな専門コースに進んだらよいか思案中の学生達にとって、新村先生の講義はいい意味でショッキングな内容だったと言えるでしょう。

山口県の浮島で生まれ育った新村先生は、島育ち田舎育ちというコンプレックスを抱き続けていたとのこと。しかし、あるきっかけから、自然に囲まれて育った経験がデザインの表現に結びつくことに気付き、コンプレックスが自分らしさに変わり自信を持つことができたそうです。新村先生がそれに気付いたのも、仕事以外で自主制作を続けたから。毎日広告デザイン賞の最高賞(賞金200万円)を2年連続で受賞されています。その他にも国内外のデザインコンペで、名立たる賞の数々も受賞されています。

さらに、表現の落とし込みのこだわりも半端ではありません。人と違った作品にするための工夫はさまざまです。学生にこんなに裏の裏を聞かせていいものかと思うくらい、作品の制作過程を丁寧に説明して頂きました。講義の中で、“これには意味があって”という言葉がよく出てきました。デザインにはちゃんと意味があるんだよ、ということです。また、小学生でも外国の方でも分かるように、単純でストレートで分かりやすいデザインを心がけているそうです。

先生のデザインには根気のいる工夫がたくさん入っていて大変そうですが、とにかく新村先生が楽しそうなんです。これが重要なポイントです。講義で説明のあった作品の一部を展示しましたが、講義後に顔をギリギリまで近づけて見る学生の姿が印象的でした。

新村先生、お忙しい中、どうもありがとうございました。